本当の資産

〈無形・有形と無限・唯一の存在について〉

世の中に出回っている本や、商品諸々は、価値がないといえる。
なぜなら、買うものが、価値を感じるからであり、売る方は要らないから売っているところがあるからだ。
売り手からすれば、余剰を売り、買い手からすれば、買いたくなったから買うのであるから、存在しないものは、買えないという原理からすればそれほど価値を持つものではない。
世の中の大抵の人は、お金や、そうしたいわば目に見えるような有形なものが欲しいものだと考えるよう洗脳されていると、私は思う。
だが、私は、無形のそうした楽しさ、幸せ、状態の良さ、健康といったもの方がすぐ手に入る上に、それが、実は、資産ということが考えられるのだ。売ってはいけないのは、むしろ、無形の資産であると考えている。
では、いつそれを売れるようになるかという問題が生じる。なぜなら、普通に生活している上で、売らないとそもそも、生きていけないということが起こるからである。
というのも、ほとんどの人が、大人になれば、仕事をせざるおえないからである。
仕事というものは、その無形の資産を損失する可能性が大いにあり、また、時間を奪われるという点で、それが奪われることが起こりうる証明となるだろう。
私のその答えは、無限と化したら、売れるものになるということだ。
無形の資産を売るもっとも良いときとは、ほぼ無限に達するようなことに成った場合である。
というのも、無限に無形の資産を生み出せるなら、売って、有形の資産に変えて、よりよく生きるようになるだろうからだ。
有形の資産とは、世間一般にいわれるお金や、物といったまだ、目に見えるものである。
目に見えないものこそが、本当の資産であることが、多いと私は思う。
なぜなら、目に見えて存在を知られている物や、お金といったものは、誰もが欲しがることができ、かつ、すぐに目標にし、手に入れることができるからである。競争が激しくなることは、避けられないだろうからだ。
そして、有形の資産については、唯一の存在になれば、売ってもよいものになるということになる。
結論をいうと、そういうことになる。
すなわち、無形の資産なら、無限にほとんど、到達するなら、売ってもよいということであり、有形の資産なら、唯一の存在になれば、
売ってもよいということだ。
買い手が求めるのは、至ってシンプルな有形な資産である。その点、その有形の資産が、唯一の存在であるなら、これ以上なくシンプルなものであるといえるから、矛盾しない。